ウサギたちの愛情に思わず涙『LAPIN』レビュー
※この記事は2025年12月31日にnoteに投稿したものと同一の内容です。

『LAPIN』は2023年にStudio Doodalよりリリースされた2Dプラットフォームゲームである。かわいらしいウサギの見た目とは裏腹になかなか手強そうなアクションゲームなようで前々から気になっており、今年2025年の春ごろに購入して今回ようやくプレイすることができた。今回は『LAPIN』のレビューを書いていこうと思う。
まず、何より注目したいのは主人公リーベを初めとする5匹のウサギのかわいさ、そして心温まる絆の物語である。住処を追われて「ウサギたちの楽園」を求めて旅立つ5匹は道中で様々な苦難に襲われる。それを経てリーベは仲間たちと絆を深め、深い愛情(恋愛ではなく)を交わすことになるのだ。この愛情表現としてのハグのシーンはプレイしていて思わず涙してしまったし、それぞれのウサギが抱えた傷をケアしていく様子にホッと胸を撫でおろしもした。
そこまでの感情移入を可能としているのは、かわいらしいグラフィックと丁寧なウサギの描写だろう。例えばリーベがうつ伏せから起きあがるとき、ただ立つのではなく一度仰向けに転がってから立つという動きになる。こういった細かい描写によってウサギの愛くるしさが表現され、小動物としてのリアリティが生まれていると感じた。

また、ミスの際に痛みを伴うような動きではなくスンと沈むようにフェードアウトするのも本作の優れた点であると考える。小動物の傷つき――ゲーム中における「死」を悲劇的に描かないことによって、何度リトライしても精神的な負荷がかからなかった。何度もミスすることが前提のゲームで主人公にか弱き小動物を置く上で、本作の表現は最適解と言えるのではないだろうか。
そして肝心のプラットフォームアクションだが、難易度の設定が絶妙であると感じた。『Celeste』レベルの難易度を期待している方には少々物足りないかもしれないが、精密な動きを要求されるアクションや息つく間もないチェイスなどなかなかに歯ごたえのあるアクションを楽しむことができた。それでも難しい人向けにEASYモードもあるし、それこそ『Celeste』を初めとする高難易度2Dアクションゲームに挑戦したい人の入門作としてふさわしい難易度であると思う。収集要素についてもいつでも過去のステージに戻れるため快適に回収することが可能だ。

『LAPIN』は歯ごたえのあるプラットフォームアクションを通してウサギたちの心温まる物語を体験するゲームである。協力しながらも心の深いところまでは見せない仲間たちが主人公に心を開いて傷を癒していく過程など、その愛情の描き方が秀逸であった。ぜひ多くの方にプレイしてほしいゲームである。
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Save 50% on LAPIN on SteamLAPIN is a 2D precision platformer game featuring a group ofstore.steampowered.com
ラム=ラグドールの『LAPIN』実況プレイはこちら↓
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