美しくも恐ろしい百合ホラー『Little Goody Two Shoes』レビュー

6月はプライド月間ということで、毎年クィアなゲームをプレイしております。今年プレイしたのは『Little Goody Two Shoes』。ホラー×百合ということ、また過去に『ポケットミラー~黄金の夢』のプレイ動画を目にして絵柄が好みだったことからこのゲームを選びました。配信では1周目からバッドエンドを引いてしまいコメ欄を阿鼻叫喚の地獄にしてしまいましたが、なんとか2周目でレープクーヘンとのハッピーエンドを迎えることに成功。現在はまったり他のエンドを回収しております。
では早速レビューを書いていきましょう。
タイトル:Little Goody Two Shoes
ジャンル:ホラーアドベンチャー
リリース日:2023年11月8日
開発元:AstralShift
パブリッシャー:Square Enix
良かった点
とにかく美しいグラフィックと楽曲
このゲームを語る上でグラフィックとアニメーション、そして音楽は欠かせません。人にオススメする際にはYoutubeにあるこちら↓『Little Goody Two Shoes』のOP映像をぜひ見せてほしいです。
もちろん美しいのはアニメーションだけでなく、ゲーム全体を構成するドット絵、イベントスチルなど全てがかわいく美しく、世界観にマッチしています。音楽も神秘的なものや不気味なものや牧歌的なものなど豊富で、かつ途中で流れるミュージカルパートなども楽しかったです。ヒロインとデートしている際はまさに少女漫画のようなタッチのイベントスチルにグッとくること間違いなし! 特に暗闇で化け物たちと走るシーンのデザインと音楽が大好きでした!
ホラーと日常のバランスがかなり良かった
このゲームは時間帯ごとにデートやバイトなどの行動を選択し、夜中(魔夜ナカ)のホラーパートでストーリーが大きく進むというシステムです。では日中はずっと平穏なのかというとそうではありません。ストーリーが進むごとに村では不気味な事件が起こり、それにより疑心暗鬼に陥った住民と主人公エリーゼとのギスギスしたやり取りを楽しむ(?)ことができます。ちょくちょく挟まるエリーゼの「もういい加減にして!」というボイスに胸がキュッとなった方も多いはず。

そんな嫌なやり取りの後に嫌なパートをプレイするので本当に嫌な気持ちになります。同時に村人への嫌悪感も溜まるので、エリーゼの願いを絶対に叶えようという強い気持ちも生まれました。そういう意味で非常にバランスの取れた作品だと感じます。
気になった点
周回がかなりめんどくさい
マップ間のファストトラベルが無い、ヒロイン同士のデート時刻が被りがちかつ一度デートをすっぽかしたらもうデートできない仕様により周回が非常にめんどくさいです。特にホラーパートのパズルやアクション、バイトのミニゲームも飛ばすことができないのでかなり時間がかかります。2周目からでもいいのでファストトラベルや何もせず時間を飛ばすなどの便利機能がほしかった。
スチル鑑賞モードが無い
せっかくかわいいスチルや楽しいアニメ映像があるのに、メニュー画面などからそれらをまとめて鑑賞する手段がありません。OP含めて歌が入るシーンはYoutubeにあがっていますが、スチルなどを見返すことができないので非常にもったいないと思いました。ですので、皆さまがプレイする際はとにかく目に焼きつけるようがんばってください。スチルが表示されるシーンでメッセージウインドウを消すことができないのも不便に感じました。
総評
UI周りで多少の不満はあるものの、グラフィックや音楽、ストーリーなど全ての質が高い良質なホラーゲームでした。ヒロインたちとエリーゼとのやり取りもかわいく、百合を求めている方も大いに満足するでしょう。もちろん、ホラーゲームなだけあって残酷な結末を迎えてしまうこともありますが……
ちなみに『Little Goody Two Shoes』の開発元であるAstralShiftは現在、ダンテの『神曲』にインスパイアされた新作弾幕天国ゲーム『Hell Maiden』を制作中です。7/16に早期アクセス開始予定で現在デモ版も配信中となっております。こちらも絵柄が非常にかわいいのでぜひ合わせてチェックしてみてください!








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